公開日:2020.05.14

最終更新日:2020.05.17

【Web担当者向け】ホームページにかかる費用をわかりやすくまとめました

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ある日突然会社のWeb担当者に任命され、「うちのホームページをいい加減リニューアルせよ」とのお達しが来た人のために、ホームページ制作に関連する費用をわかりやすくまとめました。

まずは費用感が見えてこないことには動きにくいですしね。
ちなみに僕も勤め人時代、会社のホームページを立ち上げたいと思ったものの、費用感がわからず困ったクチです。
何にどれくらいの費用がかかるのか見当もつかない。誰に相談したらいいかわからず途方に暮れました。

僕の場合はしょうがないから自分でWebの勉強をしはじめ、そのままの勢いでWebデザイナーになり、その半年後に勢い余って独立してしまいました。(当初の目的はよ?笑)

費用感を知るどころか、作る側になっちゃったっていうね。

幸か不幸か技術に詳しくなり、Web制作の経験も山程積むことができたので、ここらで一度、「ホームページには一体どんな費用がかかるのか?」というのをわかりやすくまとめておこうと思います。

ホームページにかかる費用は3種類

ホームページにかかる費用は以下の3つに大別されます。

  • 開発コスト
  • 管理コスト
  • 集客コスト

1つずつ簡単に説明しますね。

開発コスト

「開発コスト」は、ホームページを作ること自体にかかる費用ですね。「制作費」です。
ボリュームの大きいサイトはその分だけコストがかかりますし、複雑なシステムが絡むようなものも開発コストが大きくなりがちです。逆に、最小限のページと機能に絞れば、開発コストは安く抑えられます。

開発コストは目的によってだいぶ変わる

開発にどれだけのコストをかけるべきなのかは、そのサイトの目的によって判断が変わります。安ければ安いほどいいわけではないし、高いからと言って必ずしも良いものができるとは限りません。

とにかく大事なのは「作る目的」です。

「失敗するホームページは目的が漠然としている」とよく言われますが、それどころの騒ぎではありません。
目的が漠然とした状態だと、ホームページ制作をスタートさせることすらできません。仮に無理やりスタートさせたとしても、今度は「開発が終わらない」という問題に悩まされることになります。ずーっと工事中みたいなもんです。

ホームページは「目的ありき」なんですね。

で。

「目的を決めましょう」と言っても何をどうしていいかわからないという人は、以下の中から1つ選んじゃってください。中小企業がホームページを作る目的は、だいたいこの5つの中のどれかです。

  • 問い合わせ獲得
  • 販売
  • リード獲得
  • ブランディング
  • 採用力強化

管理コスト

「管理コスト」とは、ホームページの更新や維持にかかるコストです。
維持費の代表はドメイン代とサーバー代。更新費用はホームページのちょっとした修正や記事の追加・編集にかかるコストですね。

管理コストは最小限に抑えよう

ドメイン代は年間1,000円前後ですが、サーバー代はスペックやサーバー会社のサポート体制によってだいぶ開きがあります。とはいえ、さっきの「ホームページの目的」を果たすくらいであれば、月500円程度で十分な性能のサーバーをレンタルできます。

「ドメイン代とサーバー代で年間2万円以上払っている」という場合はオーバースペックを疑った方がいいです。後で詳しく述べますが、サポートの部分に落とし穴があってですね、それにハマってる企業が少なくないんです。

更新費用はCMSを導入することで限りなくゼロに近づけることができます。CMSとは、ホームページの修正や編集、記事の管理などができるシステムのことです。「管理画面付きのホームページ」のことですね。

文章のちょっとした修正やニュースリリースなどの日常的な記事の追加にいちいちWeb制作会社を動かしてられません。その度に費用が発生するし、Web制作会社がいつもすぐに対応してくれるとは限らないので。

ランディングページのような1ページだけで完結するものでない限り、CMSは入れましょう。管理コストを最小化できます。

集客コスト

ホームページは立ち上げただけでは何も起こりません。多くの人に見てもらう必要があります。そのためにかかる費用が、「集客コスト」です。いわゆるアクセスアップというやつですね。

企業のホームページのアクセスアップ方法は2つに分類できます。

  • SEO
  • 広告

SEOとは、Googleの検索結果に自社サイトを表示させる施策ですね。それに対して広告は、お金でアクセスを買う行為です。

「良質なコンテンツがあればSEOの順位は自然と上がってくる」とよく言われます。だから、「SEOはタダでアクセスを集める手法だ」って言われます。
が、これは間違いです。なぜなら、「良質なコンテンツ」を作るのにコストがかかるからです。

動画にしたってそう。記事コンテンツにしたってそう。コンテンツを作るのにはコストがかかります。仮に、“社内の人間で済ます”方針だとしても、その人の給料は発生しているわけですからね。

結論、「SEOだろうが広告だろうが集客には金がかかる」ということ。

ただし、かけたコスト以上のリターンが得られるのであれば経営上はOKですよね。だから、どんどんコストをかけてリターンを狙いましょう。ケチるところではありません。

集客コストは月々の予算を決めよう

集客にどれくらいコストをかけるべきかは、最初はわからないと思います。
一般的には、「少額から始めて成果の程を確かめながら徐々に上げていく」というのが基本です。

じゃ、「少額」っていくらなの?って話ですよね。

業種や扱う商品、ホームページの目的にもよりますが、まあ月に1〜5万円くらいでスタートするのがいいと思いますよ。それくらいの広告予算があれば、テストマーケティングとしては十分な数値が取れるはずです。

今のネット広告って相当細かいことができるんですけど、その全てを使いこなそうと思うとただただ煩雑になっていきます。なので、「毎月絶対○万円使う」という感じで月の予算を決めてしまうのがオススメです。

ホームページの費用プランのセオリー

ここまでの内容をまとめます。ホームページの費用プランのセオリーは以下の3つです。

  • 管理コストを最小化する
  • 集客にコストをかける
  • 上記に適う開発を実行する

まずはオーバースペックにならないサーバーの選定ですね。年間2万円以上払っているのであれば疑ったほうがいいです。そして、記事の更新管理のコストを最小化するために、CMSを入れましょう。CMSもいろいろな種類がありますが、昨今はほぼWordPress一択で大丈夫です。

管理コストを最小化するのは、可能な限り集客にコストをかけたいからです。SEOか広告、あるいはその両方のコストを見込んでおきましょう。ここをケチると人が集まらないホームページになるので、必ず予算を組んでください。

集客は最初の段階で計画を立てる必要がありますが、そこは専門家に相談するといいですよ。

ネット系の広告代理店に相談すれば、リスティング広告やディスプレイ広告を駆使したアクセス流入プランを考えてくれます。運用の代行もしてくれるので、Web担当者の助けになるはずです。

SEOにも専門家はいます。相談すると「こういうコンテンツを作ってね」という案内がもらえるので、それに従う形でサイトコンテンツを用意しましょう。記事コンテンツを作る場合は外部のライターさんを雇うのも一つの手です。それも集客コストの一つですからね。

で、上記のような運用ができるようなホームページを開発しましょう。

最初に開発プランを作るのではありません。集客のプランを作ってから開発プランを練ることで、合理的な開発ができるようになります。「合理的な開発」とは、無駄な費用が発生しない開発手法という意味でもあります。

広告代理店にしてもSEO会社にしても、相談するのはタダですからね。場合によっては、提案書もタダで手に入ります。これを活用しない手はないですよ。

無駄な費用を発生させないための心がけ

最後に、無駄な費用を発生させない心がけをお話します。
中小企業がハマりがちな落とし穴があるので、指摘しておきます。

サーバー会社の過度のサポートを受けない

「何かあった時のため」のサポートサービスを充実させ、サーバーの月額利用料を吊り上げるパターンがあります。国内のホスティングサービスに多いですね。例えば、

  • 24時間電話サポート
  • PHPのバージョンアップ代行します
  • セキュリティを強化してます
  • WordPressのインストール代行しますよ

みたいなやつです。
既に大量のアクセスがある場合や大量の個人情報を保管してる場合はこういうのが必要だと思います。しかし、これから立ち上げるサイトにこういうサポートサービス付きのサーバーは必要ありません。

レンタルサーバーで十分です。
さくらサーバーかXサーバーがオススメです。

この2つのレンタルサーバーなら、およそどのWeb制作会社でも扱いに慣れています。別にサーバー会社のサポートに頼らなくても、開発を依頼する制作会社に頼ればいいんです。全部やってくれますから。

ただし、サーバーの代理契約は避けましょう。代理契約というのは、企業がサーバーの手配をめんどくさがってWeb制作会社等に代理で契約してもらうような行為です。
この場合、契約の名義がWeb制作会社になってしまうので、その制作会社が潰れたり担当者がいなくなったりした時にまあまあ困ります。あとその会社との契約を切りづらくなる。

サーバーの手配を代行してもらうのは構いませんが、契約名義は自社になるようにしましょう。

オリジナルのCMSを採用しない

Web制作会社が独自でCMSを開発しているパターンがあります。その場合、十中八九そのCMSを導入するよう勧めてきます。でもこれに応じちゃダメです。

Web制作会社の独自CMSってのは、月額で利用料を取ることでその制作会社の経営を安定させる目的で存在しています。あなたの会社のホームページの成果を約束するようなものじゃないんですね。

ここにお金を使うぐらいだったら、集客にお金を使ったほうが絶対にいいです。
制作会社を潤わすだけのCMSに投資してもあんまり意味はないですからね。

勧めてくる時はだいたい

  • SEO対策されてますよ
  • ドラッグアンドドロップでデザインを変更できますよ
  • リードの管理ができますよ

みたいなことが言われるんですが、これ、全部WordPressで無料でできます。というか、上記はCMSの機能的価値になりえないんですよね。

SEOはコンテンツの質次第だし、「ドラッグアンドドロップでデザインを変更できる」と言われても、それはデザイナーの仕事ですからね。なんで企業側のWeb担当がデザインやんなきゃいけないの?って話じゃないですか。
リードの管理はWordPressのプラグインでもできますし、リード管理に特化した格安のWebサービスも存在します。Web制作会社の独自CMSでやるようなことじゃあないんですよ。

中小企業がWeb制作会社の独自CMSをわざわざ使う理由はマジでないので、勧めてきたら丁重にお断りして、WordPressで作るようお願いしましょう。

管理コストが上がるような開発を許さない

ホームページの開発がスタートすると、企業側がチェックする機会が訪れます。その際、「ここを更新するときはどれほどのコストが発生するのか?」という視点でチェックしてみてください。

運用開始後、頻繁に更新する箇所にも関わらず、デザイナーやコーダーに依頼しなきゃ手を入れれないような作りはダメです。管理コストが高く付きます。

「ここ、更新するときはどーしたらいい?」
「WordPressの管理画面から更新できますよ」

これが理想です。
とはいえ、全ての要素をCMSの管理領域にすることはできません。少なくとも、「頻繁に更新する箇所に限っては」、CMSで管理できるようにしてもらいましょう。

まとめます。

さてさて、そんなところで終わりです。まとめます。
ホームページにかかる費用は以下の3つに大別されます。

  • 開発コスト
  • 管理コスト
  • 集客コスト

費用プランのセオリーは以下です。

  • 管理コストを最小化する
  • 集客にコストをかける
  • 上記に適う開発を実行する

開発コストはホームページの目的次第で変わります。まず目的を決める必要があるのですが、決められないという方は以下からお選びください。

  • 問い合わせ獲得
  • 販売
  • リード獲得
  • ブランディング
  • 採用力強化

んで。
無駄な費用を発生させないための心がけは以下の3つです。

  • サーバー会社の過度のサポートを受けない
  • オリジナルのCMSを採用しない
  • 管理コストが上がるような開発を許さない

では!
今回はこのへんで終わりたいと思います。

ホームページの費用に関して、何か聞きたいことがある場合は以下のフォームから質問を送ってください。

それでは!

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